ポストモダン・マーケティングの時代はとっくに到来している
さっきタカヒロさんのこのツイートを見て「あぁぁーー!」ってなった。
マーケティングの時代じゃなくなってきたね
— Nori Takahiro (@mediologic) 2017年7月14日
(この発言の経緯や文脈は知らないけど)たぶんそういうことなんだと思う。
もちろん「マーケティングの再定義が必要」とか「マーケティングは現代において拡張されている」とか言い方はほかにもあるんだろうけど、昨今の広告やマーケティング界隈に対する違和感とかギャップはここに原因があるような気がしてきた。
もうひとつ。
ぼくがむかしマーケティングについて書いてたブログの記事を最近1日1回ランダムに自動投稿するようにしているんだけど、ちょうど昨日はこの記事が流れてきた。
4Pの時代は終わった、のかもしれない 「[[マーケティングミックス]]」とか「[[マーケティングの4P]]」とか、入門書には必ず出てくるわけですが、この考え方はいまでも通用するものの、位置づけが変わってき https://t.co/HAa6Q9dvSs #マーケティング
— マーケティングis.jp (@marketingis) 2017年7月12日
これを書いたのは2010年です。最初タイトルを「4Pの時代は終わった」にしてたら「すぐ『終わった』とか『死んだ』とかいうやついるよねー」と本文も読まずにバカにされたので、「、のかもしれない」とあとからつけたのを思い出した。
「終わった」といってるのはセス・ゴーディンであってぼくではない。『Purple Cow』読んでないのか。
それにしてもこの頃のセス・ゴーディンはキレまくってたなあ。
「Purple Cow(絶対目立つ非凡さ)」なんていまのソーシャルメディアが普及した時代ではめちゃくちゃ重要だし。
たぶんいまだと「Photogenic」とかがPではじまる単語としては最有力かもね。
じゃあフォトジェニックな商品、ワンフレーズで紹介できるサービスをつくるのはマーケティングの仕事なのか、という命題が生まれる。
いまマーケティング部がすべき仕事はなんなのか、マーケターがビジネスに貢献できる役割とはなんなのかを考えたときに、ちゃんと答えを持ち合わせている人はどのくらいいるんだろうか。
炎上が増えてる背景には狂った消費者の可視化だけでなく、時代の変化に適応できていないマーケターにも原因があるのかもしれない。