いまさっき思ったこと

あとで読み返したときになにかが生まれるかもしれないし、生まれないかもしれないけど、それはそれでいい

無料で使うことの対価

ネットの場合は基本的に「無料だけど広告載せる」ですね。
媒体側の本音は「広告見てね」だし「広告クリックしてね」なんだけど、残念ながらそれは叶えられなくなっていて、だからネイティブアドが注目されたり、ネイティブアドもどきな誤クリック誘発広告が横行しているわけです。

ネット広告が救われない方向に進んでいる一方で、断固として「独立性を守るため広告を入れない」と戦っているのがWikipediaです。
まるで『あなたの暮し』です。「とと姉ちゃん」最高ですね。

ぼくは自分が「まんがseek」という分類としては似たサイトを運営していることもあり(これは自慢ですが「まんがseek」のコンセプトである「みんなでつくるデータベース」はWikipediaの一年前に考えて公開してます)、オープン当初からずっと注目してきました。

ふつうに利用者としても累計100万アクセスじゃ足りないくらい毎日のように使ってますし、お世話になってるし応援したいという気持ちから過去に何度か寄付の依頼に応えてきました。

ここまではいい。

公平・中立を維持するために広告を入れないというポリシーには共感するし、投げ銭的に運営資金を集めるのもとてもインターネット的だと思う。

だけどちょっと寄付の集まりが悪くなってきたのか催促がえげつなくなってきた。

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ページのほとんどが寄付の依頼で、びっくりしちゃう。
さらにこんなメールも過去に寄付した人には届いているようです。

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けっきょく広告を無視するか、年に数回の寄付の催促を容認するか、どっちを希望するかという話でしかないんですけど、ここまでウザいならAdSense貼ってもいいんじゃないのとか思ってしまうぼくがいます……。

[9月15日追記]
またメールが届いた。そして文面がより切実な感じになってる。

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[9月28日追記]
自称「最後のメール」が届いた。ほんとに集まってないんだろうなあ。

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おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり