Macでプレゼンする際の手順とおすすめのアプリ
ぼくはここ数年、MacBook Airで講演しています。
他の方が講演されてるのを見てると、デスクトップが丸見えだったりけっこう危ういなあと感じることがあったので、参考までにぼくがやってる手順と使ってるアプリを紹介します。
たぶん以下の手順を踏むことでまずトラブルなくスライド投影できるようになると思います(あとは内容次第!)。
おおまかな手順
ようするに、デスクトップをきれいな状態にしてからプロジェクターにつなぎましょうということと、プレゼン中にあわてなくてもいいように事前に対処しておきましょうという2点です。
そのデスクトップ、見えても大丈夫?
たとえばスティッキーズにパスワードとかが書かれたヤバいメモがあったり、デスクトップにクライアントの名前が入ったフォルダがあったりとか、投影されちゃマズいものをあらかじめ非表示にしておけばトラブルは回避できます。
講演専用のPCとかあればいいんだけど、ほとんどの人は(ぼくもそうだけど)いつも使ってるPCを会場に持っていくことになると思うので、デスクトップが丸見えになると危険ですよね。
で、デスクトップのファイルやフォルダを非表示にしてくれるのが「HiddenMe」ってアプリです。
これはほんと便利。
HiddenMe Free : Hide Desktop Icons
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料
こんなふうにデスクトップ上のあれこれをぜんぶ消してくれます(もちろん非表示にしてるだけなので削除はされてないです)。
このアプリを知るまではスライドのファイルが入ったフォルダを開いて最大化して、デスクトップを隠してたんですけどもうその必要はありません。
最近、有料版が出たっぽいんですけど、ぼくは無料版を使いつづけてます。
(上記の用途なら無料版でなんの問題もないです)
あ、スティッキーズとかはふつうに終了させておいてください。
それからSlackとかDropboxの通知が表示されるのも恥ずかしいので事前に終了です。たまにGmailの通知が講演中に表示されてる人がいますけど、あれ見てるこっちがドキドキしますよね。
電源管理も忘れずに
もうひとつは電源管理。
コンセントをさした状態でプロジェクターにつなぐならいいんですけど、いまのノートPCはけっこうバッテリーが持つので(そしてACアダプターは重いので)、内臓バッテリーだけで講演することもあります。
(ぼくはいちおう持っていくんだけど、講演台のスペースの都合等でさせないことがけっこうあります)
で、そういうときに勝手に省電力モードが作動して画面が暗くなったり、スクリーンセーバーが起動したりするとマズいわけです。
それを防いでくれるのが「Caffeine」というアプリです。
Caffeine
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料
カフェインってうまいこと名前つけたなあと思うけど、ようはMacを「寝かさない」アプリです。
これを起動しておけばスリープしませんので、講演中に同じスライドを表示したまま5分でも10分でも話しつづけることができます。脱線し放題です。
ちなみにこのアプリは講演にかぎらず、ふつうにリビングとかで作業してるときでも便利です。
トイレにいってる間にスリープしてるのを防げるので(まあバッテリー節約の観点からいうともったいないんだけど)。
ケーブルをつなぐ前に最後のチェック
講演台にMacを持っていき、用意されたケーブルを接続すると(あ、変換アダプターは忘れないようにしましょう)、その瞬間にデスクトップが投影されます。
つまりみんなに見られちゃうということです。講演開始前ってヒマなのでけっこうみんな見てますから、「これ見られてもいいんだっけ?」と最後の確認をしてからつなぎましょう。
ぼくの場合、だいたいこういう画面にしてから接続しています。
で、接続したらF5を押してプレゼンモードにします。
事前にスライドを印刷した資料が配布される場合はこういう画面でもいいんですけど、資料配布がないときに後ろのスライドが見えちゃうのはネタバレになって話しづらい(というかウケが悪くなる)ので表紙だけのほうがいいと思います。
終わり
プレゼンとかセミナーとか、人前で話すのってほんと大変ですよね。
「慣れが大事」とかいうけど(それはそのとおりだと経験的にも思うけど)いまだに緊張するし、毎回講演の翌日はぐったりしています。
で、とにかく話すことに注力できるように、それ以外のことはルーチン化したり、フォーマットを決めていくのがいいと思います。
そして不測の事態をなるだけ起こさないように、うまく今回紹介したアプリとかを使ってください。
スライドづくりとかもできるだけフォーマットやパターンを決めておくと、つくるときも話すときもリズムが生まれるし、聞いてるほうも理解しやすいのでオススメです。
これについて書くとまた長くなるので、またリクエストと機会があれば。